新作展示室作者データファイルあけび細工に付いて

新作展示室

作品ナンバー       作品     展示例 サイズ(D・W・H)ミリ・他
NO.AK1 (390/410/420)

取っ手のツルの形
が気に入ってこれ
を生かした籠をデ
ザインしました。

NO.AK2 (480/480/150)

籠は、根で編みまし
た。つると根のバラ
ンスが気に入ってい
ます。

NO.AK3 ak3s.gif (19085 バイト) ak3&s.gif (19214 バイト)

(510/510/580)

左に飛び出している
ツルがこの籠のワン
ポイントです。

 

 

作者データファイル

File No.101
名前   小松由美子    

カテゴリ あけび細工

経歴   あけび13年 (籐20年)

職業   主婦

血液型   B

出身地   福岡県博多

 

あけび細工に付いて

あけび

(「開け実」の意味) アケビ科の蔓性落葉低木です。山地に生え、葉は五小葉から成る複葉です。四月頃淡紅紫色の花をつけます。果実は淡紫色で長さ約10センチメートル、秋、熟して縦に割れるのが特徴。果肉は厚く白色半透明で多数の黒色の種子を含み甘く美味です。つるで椅子・かごなどを作り、茎の木部は生薬の木通(モクツウ)で、利尿剤・頭痛薬とします。これに似て三小葉から成る葉を持つミツバアケビがあります。

細工

山に生息している天然のあけびのつるを使います。一年のうちでも、10月・11月・12月の3ヶ月間が制作時期です。自然のものを使うのでやはり時期というものがあります。山に入り、あけびを探して気に入ったツルを探します。15ミリくらいの太さのツルは10年くらい育つのにかかります。一度採ってしまった山にはしばらくは取りに行けなくなります。あけびのツルを探して山から山を転々とするのです。自然が作り出すツルのねじれや、太さや長さを見ていると、それを生かした作品の制作意欲がわいてくるのです。作りたい作品に合ったツルを探すのが難しいところです。自然が作り出す材料を使って制作する作品は、同じ物が二つと作れない一品ものです。(作者の話を「福ちん」が書きました。)

参考書籍

「福ちん」が図書館で見つけたあけびのツルを編む本です。リンク先から購入も出来ます。
書籍名:あけびを編む―ネイチャーズクラフト
著者:谷川栄子
発行所:社団法人 農山漁村文化協会

 

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掲載者「福ちん」ukuchin@fukuchin.com

 


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